育児ストレスを解消するために

育児はもう嫌!とストレスがマックスになる前に知っておくべき心理学知識

更新日:

 

心理カウンセラーの野原あゆみです。

 

早いもので、もう7月の中旬。だんだんと本格的な暑さになってきましたね。

そして子育てをしていると毎日があっという間に過ぎていきますよね~。

毎日毎日やんちゃなお子さんに振り回されて、落ち着くヒマもなくストレスもヒートアップしてしまっているのでは?ないでしょうか。

お子さんが小さければ小さいほどなかなか言うことを聞いてくれず、食事もお風呂も気がおけない状態になりがちですよね。

さて、実は知らないと知っているのでは大違いな、ストレスがマックスになる前に知っておくべき心理学の知識があります。

その知識を身につけておくと、肩の力が抜けてもっと気楽に子育てに向かっていける、というものなんですね。

日常をもっと気楽に、少しでも肩の力を抜いて子育てができるよう、心理学の知識をちょっと知っておくことは大きな武器になります。

今回は子育てママさんに必要不可欠な心理学の知識をお話しますね。

 

育児ストレスが溜まってしまうカラクリ

 

子育てをしていると思い通りにならないことが多く、はっきり言って「ブチ!!」っとキレてしまうこともありますよね。

わたしもそうだったのでわかるのですが、本当、「わーーーー!!」ってキレてしまいたくなるときがありました。

もうかなーり前のことですけど。。。。(笑)

わたしがカウンセラーとして交流分析という心理学を学んだとき、「これを最初から知っていれば、もっと楽に子育てできたのになぁ。。。」なんて思ったものでした。

ある意味、育児ストレスが溜まってしまうカラクリを知ることができました。それだけ心理学の知識って知っておくだけで心持ちが違うものなんですよね。

私がとても衝撃をうけた交流分析の知識のなかに「ドライバー」っていう概念がありました。

この「ドライバー」っていう言葉は「駆り立てるもの」という意味なんですね。

“駆り立てられるようにこころが動きなにかをしてしまう”という働きを訳したものです。

この「ドライバー」という概念はぜんぶで5つあり、

 

◆完全でありなさい

◆一生懸命努力をしなさい

◆他人を喜ばせなさい

◆強くありなさい

◆急ぎなさい

 

というものです。

この5つのドライバーはほぼ無意識で働くもので、知らず知らず普段の生活のなかでおこなっているものなんですよね。

強弱はありますが、人はほぼこの5つのドライバーを持っていると言われています。

「駆り立てるもの」ですから、おのずと自分に無理をさせている感じが伝わりますよね。

 

「ドライバー」は自分自身に対する命令

 

このドライバーって、実はけっこうキツイんです。なんでってやっぱり「駆り立てるもの」ですから。

やる気がなくてもモチベーションが上がらなくても疲れていても、駆り立てられてしまうので、動かざるを得ない状態になっちゃうんです。

駆り立てられてキツイ、そんな5つのドライバーの特徴をお話していきましょう。

 

完全でありなさい

 

各々のドライバーってもうその言葉がかもし出すように、その言葉通りの働きをします。

「完全でありなさい」であれば、完全、完璧を求めてしまうんですね。

子育てについても完全、完璧を目指し、ちょっとやそっとじゃ妥協しない。家事についてもそうで、一度やりはじめたら完全、完璧にやり終えないと落ち着かずスッキリしない。

でも人間ってもともと完全、完璧にできないので、どこかで出来ない自分を責めてしまいツラく苦しくなってしまうことも。

大切なことは、妥協を許す、完全、完璧は無く、70点でOKを出せる自分を目指すことです。

 

一生懸命努力をしなさい

 

このドライバーもその名の通りで、こころの奥底では“一生懸命努力をしない自分には価値がない”という無意識が働いているんですね。

なので、なにかにつけて一生懸命努力をしてしまう、というとても疲れる行為をくり返してしまいます。

ですが、実はこのドライバーは、「一生懸命努力をしているわたしを見て!」ということが目的とされていて、自分が努力をしていることで認められたい!という欲求が入っています。

というか、その欲求ありきなんですね。でもやっぱり、認められるためとは言え、それでも一生懸命努力しなければならないのはキツイですよね。。。

このドライバーで大切なことは、“一生懸命努力をしなくても自分には人間としての価値がある”と深く気づくことです。

 

他人を喜ばせなさい

 

このドライバーはよく、人気を集める人やお笑い芸人さんに多いタイプですね。

とにかく誰か人を喜ばせたいという気持ちが奥底にあり、他人を喜ばせるためであればかなり無理をしてしまうとも言えます。

お子さんや旦那さんに喜んでもらおうと、とても努力してしまう感じです。ですが、それにより必ずしも自分に喜びはないので、結果無理をしてしまいダウンしてしまうことも。。。。

「他人を喜ばせることを優先せず、自分を喜ばすことを優先させる」ことを学ぶことがこのドライバーには大切です。

 

強くありなさい

 

このドライバーを強く持っている子育てママさんは多いですね~。強くしっかりしないと子育てはできない!と無意識で感じているんですね。

あまり融通がきかず、妥協を許さず、涙を見せず、ただただ強くガマンしながらでも子育てや家事に専念してしまいます。

そうなるとこころや身体に無理がたたり、うつ病とかパニック障害とかキッチンドランカーに陥ってしまうこともあり得ます。

人間って基本、強くはなれません。強くあろうとすることはできますけど、それだといざ折れてしまったときの衝撃は計り知れません。

大切なことは、「強くなくてもいいし、妥協を許して自然にふるまっていい」という許しを自分に出していくことですね。

 

急ぎなさい

 

このドライバーはちょっとだけ特殊で、ぜんぶのドライバーの前につくと言われています。例えば、

 

・もっと早く完全を成し遂げなさい

・もっとスピーディーに一生懸命努力をしなさい

・早く早く他人を喜ばせなさい

・急いで強くありなさい

 

という感じですね。ただでさえしんどいのに、そのうえ急げとは。。。疲れが抜けるヒマがありません。。。

日本人はとくに、この「急ぎなさい」というドライバーが強くでている民族かもしれませんね。風土や風習も関係しているのかもしれません。

大切なことは、「急がなくてもそれほど物事は変わらない」ということをこころの底から気づいていくことです。

 

まとめ

 

ここまでお話をしてきた「ドライバー」という交流分析の概念。もちろん初めて知った人もいるでしょう。

これは生まれて育っていく経過で段々と身についていくと言われ、家庭環境や親の影響によりどのドライバーが強くなるのか?決まると言われているんですね。

ただ、このドライバーは時により苦しくてツラいものではありますが、持っていてはいけないというものではありません。

持っていることによってモチベーションにつながったりやる気が上がったりと、前向きに働くこともありますので。

とても大切なことは、自分のドライバーはいったいどれが強いのか?把握することであり、そして強さを緩めていくことなんですね。

いちばん手っ取り早く緩める方法は、カウンセリングを受けることです。

カウンセリングを受け、自分のドライバーを緩めていくと、こんなにも楽な世界があったのか!ときっと驚くことでしょう。

 

 

 

とても多くの子育てママさんが効果を実感。

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《脱!育児ストレス》支援カウンセラーの野原あゆみです。子育てママさんが陥ってしまいがちな育児ストレスや旦那さん、姑さんへのストレスの解消、良好なママ友との関係のコツ、らくらく育児など、いろんなことをお伝えしてます。⇒詳しいプロフィール

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