心理カウンセラーの野原あゆみです。
いま現在、子育てのストレスで爆発してしまいそうになっていませんか?
子育てに慣れているママさんならば、まだうまくストレスを切り抜ける方法を持っているかもしれませんね。
ですけど、これが新米ママさんだったら・・・
あれやこれや、てんやわんやで大騒ぎになってしまうこともあるでしょう。
子育ての大変さだけでなく、旦那さんが子育てに協力的でなかったり、嫁姑問題なんかもあるかもしれませんね。
本当、子育てママさんは息をつく暇もありませんよね。。。
今回は、そんな育児ストレスで爆発しそうになっている新米ママさんに、
ストレスが爆発して大変なことになる前にぜひやって欲しい5つのことについてお話しますね。
育児ストレスを放っておくデメリット
子育てでかかるストレスのことを「育児ストレス」なんて言いますよね。
ストレスっていろいろな種類があるものですが、なかでもこの「育児ストレス」は放っておくと、本当にキケン!
自分で自分がコントロールできなくなってしまう可能性があり、大変な事態を招いてしまうこともあるんです。
よくおこりやすいデメリットを挙げると、
・イライラがマックスになってしまい大切なお子さんに手を挙げてしまう
・お子さんをこころから可愛いと思えなくなり手をかけたくなくなる
・旦那さんとの仲が険悪になってしまいケンカが絶えない
・どんどん憂鬱になり気が晴れなくなって涙が止まらない
・ある時から人の目が気になってしまい外出するのが怖くなってしまう
など、育児ストレスによっていろいろなことが表れてしまうことがあります。
わが子を生んだときは嬉しくとても可愛い存在で、子育てを楽しくしていこう、と感じて将来を夢見ていたかもしれません。
ですが、日々のストレスの蓄積によりそんな夢のような子育てができなくなってしまうとしたら。。。
本当に悲しいし、ツラいことですよね。
そうなる前に、抱えてしまいそうになる育児ストレスを解消させていく、緩和させていく必要があるんですね。
育児ストレスを手放すためにやっておきたい5つのこと
育児ストレスをそのままにしておくと、本当にデメリットしかありません。
いくらストレス耐性の強い人でも、毎日毎日小さなストレスの積み重ねは段々と苦しくなっていってしまいます。
ここではさっそく今日からできる「やっておきたい5つのこと」をお伝えしますね。
1)自分なりのストレス発散法を見つけておく
ストレスの発散法を見つけておくことは非常に大切です。
ストレスは放っておくと溜まっていくばかりで、なかなか自然に抜けていかないんですね。
どのようなことでもいいので、
「あ、これをすると気持ち良いな」
「なんか、すごーくスッキリした!」
と感じられるようなものを常にできるよう、いろいろとストックしておくことはとても良いことです。
ちょっとだけ例を挙げると、
・新聞紙や薄めの雑誌をビリビリに思い切り破いてしまう
・毛布などを頭からスッポリかぶり、思いきり叫ぶ
・新聞紙を丸め、柔らかいクッションなどを思い切り何度も叩く
・お笑いの番組や笑えるマンガを読んでたくさん笑う
・悲しい物語を見たり読んだりして思いきり泣きたくさん涙を流す
などいろんな方法がありますが、どれもご自宅で簡単にできるものです。
上記の例だけでなく、あなたがスッキリすればどのような方法でも大丈夫ですよ。
2)グチを誰かにたくさん聞いてもらう
グチを誰かに聞いてもらうって、とても大切なことです。
女性は特におしゃべりすること、誰かとお話をすることでストレスがある程度解消できるんですね。
なかでもこころの底に溜まっている日ごろ感じているグチを誰かに聞いてもらうと、こころに溜まったヘドロのような感情がクリアになり、スッキリします。
グチを聞いてもらえる友達や知人、ご家族がいればとても良い解消法になります。
ただし、ひとつだけ注意点。
グチを聞いてくれる人を間違えてしまうと、逆にお説教をされてしまったり、しっかりしなさいと責められたり、私のほうがもっとツラいことがあるよ!と話をすり替えられてしまったり。。。
ストレス発散のつもりが逆にストレスが増えてしまうことがあります。
そうなっちゃうと、まったく意味がなく。。。
この人は途中で口を挟まず、聞いてくれる人か?知っておくことは非常に重要ですよ。
3)ひとりの時間を持つ工夫をする
ひとりの時間を持つって、子育てママさんはとても難しいことだと思います。
ですけど、あえて数十分だけでも自分だけの時間を持とうと工夫をすること、とても大切なんですね。
旦那さんにできるだけ協力してもらい、ひとり時間を持てる工夫をする。
もしくは近くであれば親に頼んだり、子どもの一時預かりを利用する方法もあります。
状況などによりひとりの時間を持てないこともあるでしょうが、ひとりでフラっと外出をしたり、気ままに過ごす時間があると、それだけで気分はスッキリしますよ。
4)感情を受け入れる練習をする
「人間は感情の生きもの」って良く聞く言葉ですね。
喜怒哀楽などの感情を持てるというのは、ある意味高等生物に生まれてきた特権でもあるかな、と思います。
楽しいときや嬉しいときは良いのですが、それが一転、苦しいときやツラいときなどは感情ってジャマに感じてしまいますよね。
ちょっとしたことで小さなお子さんにイライラしたり、うまくいかず悲しくなったり、ヒヤっとして怖かったりなど、感情がその場その場でコロコロ変わっていきます。
ある意味感情に振り回されてしまうこともあるので、それでグッタリしてしまうなんてことも。
そんな感情ですが、ある特徴があるんですね。
それは、「否定したり拒否すると大きく膨らみ、認めたり受け入れると小さく萎む」というものです。
この特徴をうまく把握してそのつど湧きあがる感情に対処していくと、ストレスから解放されて、段々楽になっていきます。
受け入れるというのは、例えば、
「私はいまとても腹が立っている。私は腹を立ててもいいし、もちろんOKだ」
「私はいますごく悲しい。。。私は悲しくても良い。」
「私は怖い。私は怖くても良いし、怖くてもOKだ」
という感じに、いま湧きあがっている感情を許し、それを認めてしまうんですね。
これはちょっとしたカウンセリングの技法なのですが、慣れてくると効果はバツグンです。
子育てママさんは毎日、感情と密接な関係にありますので、感情を受け入れることを日課にすると良いでしょう。
5)子供が可愛いと感じないときがあることを自分に許す
「子どもは天使」なんて良く言いますが、毎日の子育てのなかで、果てしていつもいつもそう感じるでしょうか?
可愛くて愛しいときもあれば、現実は嫌で憎くてたまらないときもあるのでは、と思います。
もし、あなたがお子さんのことを「可愛くない、むしろ憎らしい」と感じても、それを感じた自分自身を許してあげてほしいなと思うんですね。
だって、お母さんである前にひとりの人間ですもの。
お母さんというのは、あくまで役割であり立場です。あなたの人生そのものではないんですよね。
なので、もしお子さんのことをフっと憎くてたまらなくなったら、
「私はいま、この子のことが憎くて嫌なんだな」
と素直に認めてみてほしいんです。「この子のことを憎いなんて思っちゃいけない!」と自分にウソをついてしまうと、余計に苦しくてツラくなるばかりです。
もしかしたら、
「素直に憎いと認めてしまったら、どんどんエスカレートしていってしまうのでは・・・」
なんて感じているかもしれませんね。
上の4でもお話しましたが、人間って感情の生きものです。まったく逆のことを認めていこうとすると苦しくなってしまうばかりです。
完全であり、完璧な母親像を目指す必要なんてまったくありません。
ただ、いまの気持ちを認めて受け入れていく。そうすることで身体の力が抜けて、お子さんの可愛さが逆にクローズアップされていきますよ。
世間体にとらわれないで、心地よく楽しく、あなたなりの子育てをしてほしいな、なんて思います。
まとめ
子育てって楽しいときや嬉しいときももちろんありますが、ずーっとそればかりじゃありません。
嫌なこともあれば、逃げ出しなくなっちゃうこともありますよね。
子育てって、それだけ大変なんですよね。
育児ストレスを溜めっぱなしにするのではなく、いかにそれを開放していくか?発散していくか?がとても大切です。
そうすることで毎日が楽に、そして人生そのものがさらに満喫できるようになっていきます。
今回お話した5つのこと、もちろん全部できなくてもいいです。
なにかひとつだけでもぜひ日常に取り入れて、もっとずっと楽に子育てをすすめていって欲しいな、なんて思ってますので。
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