心理カウンセラーの野原あゆみです。
カウンセリングにお越しいただく子育てママさんに「一番のストレスはなんですか?」と聞いてみることがあります。
状況などによって変わることがありますが、それでもほとんど一番のストレスは、
“旦那さんについてのストレス”
と答えられることがほとんどなんですね。
育児のストレスより皆さん、それだけ旦那さんに対するストレスが溜まっているのですね~。
もしかしたらあなたの一番のストレスも旦那さんに対してのことかもしれませんね。
旦那さんに関して抱えているストレスにもいろいろと種類があるようです。
例えば、子育てについてのすれ違い、子育てに関心が無い、そもそも子育てに興味が無い、などなど。。。。
子育てを始めたときは旦那さんにたいしてこんなストレスが溜まるとは思ってもおらず、日に日に報われないようなストレスばかりが溜まっていく。。。
いったいなぜ?「病気になってしまうのでは」と心配してしまうほどストレス負荷がかかってしまうのでしょうか。
まずは、どのようなことで旦那さんにたいしてストレスが溜まっているのか?見てみることにしましょう。
旦那さんにたいしてのストレスになりやすいこと
ここでは旦那さんにたいしてストレスになりやすいこと、起こりやすいことについてあげていきますね。
■仕事で毎日帰りが遅いことにイライラする
家族のために忙しく仕事をしていることはわかっているけど、それでも毎日帰りが遅いことにたいしてなんだかついイライラしてしまう。。。
口を開けば「忙しい」「仕事だから仕方ない」「大変なんだ」と自分の大変さばかり主張して、育児のことについてまったく聞く耳をもってくれない。
そんな経験はありませんか?
たしかに仕事で忙しいとは思うけど、それは育児の大変さも一緒。逆に息抜きできないので育児のほうが大変なんですよね。
自分だけのことしか考えてない態度に、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。
■育児にまったく興味・関心を示さない
仕事が休みの日も家でゴロゴロ、毎日休む間もなくママさんは育児をやっているのに一向に興味を示さず、自分の趣味や遊びばかり優先している。
これってなんだか頭にきますよね~。育児って旦那さんも参加しての「共同作業」の面も大きいですよね。
そんな「共同作業」なんて考えはなく自分のことばかり優先し、ほとんどまったく手伝いも無し。
せめてお皿だけでも片づけてくれたら。。。。なんてグッタリしてしまうこともあるでしょう。
口を開けば「疲れてるんだ」という主張ばかり。これでは育児のモチベーションも上がりませんよね。
■「育児はすべて母親がやるもの」という間違えた考えかた
「子育て全般は母親が責任をもってやるべきだ」というかなり偏った考えかたをしている旦那さんも少なくありません。
それゆえ育児についてまったく手伝いはなく、なにかあればすぐにママさんを呼びやらせようとする。
上記での述べましたが、子育てって「共同作業」ですから、これって旦那さんの責任放棄以外の何ものでもありませんよね。
結果、旦那さんは口はだすけど手伝わず、それに振り回されてしまい休むこともままならず、ストレスだけが溜まっていくという悪循環に陥ってしまいます。
これって実は、旦那さんの成育歴に大きく影響を受けている場合がほとんどです。
旦那さんのご両親がこのようなスタンスであったら、旦那さんも「育児とは母親が責任もってやるべきだ」と考えかたが固まってしまうんですね。
もっと柔らかい考えかたをしてもらえると、ママさんの負担もグッと減るでしょう。
■話をまったく聞こうとしない
育児のこと、お子さんの成長ぶり、毎日のできごとなど、話を共有したくて旦那さんに聞いてほしいこともありますよね。
ですが、当の旦那さんはまったく聞く耳をもたず、ほとんど空返事かそもそも聞いていないってことはありませんか?
聞いてほしいことがあっても聞いてくれないことで、とってもストレスが溜まることってあります。
もしかしたらいま現在、そのような状態に陥っているのではありませんか?
話を聞いてくれるだけで解決したり円満になることってあります。そう考えると、旦那さんには真剣に考えてほしいことでもありますね。
旦那さんへのストレスに対し実践すべき3つの方法
上記では「旦那さんに対してストレスになりやすいこと」としていろいろとお話をしました。
上記はすべてではなく、よく起こりやすい一例ですね。ほかにもいろいろと状況や状態によってストレスが発生することもあると思います。
さて。では、このような旦那さんに対してのストレスにうまく対処していくには、どうすれば良いのでしょうか。
実際にストレスを溜め込みすぎてしまうと、うつ病や抑うつ感、倦怠感などといったこころの病に侵されてしまうこともあります。
そうならない前に、おこなうべき対処法をまとめてみましょう。
1)誰か信頼できる人に間に入ってもらい話し合いをすすめる
いくら夫婦とはいえ、面と向かって言いにくいこともあるかと思います。
ですが、育児のことやどのようなことで自分が苦しい思いをしているか?わかってもらう機会を持つこともとても大切ですよね。
そこで、お友達や知り合い、両親、カウンセラーなどの専門家で信頼できる人に間に入ってもらい話し合うという方法がおススメです。
2人きりだと言いにくいこと、言いたいことを引っ込めてしまうこともあるでしょう。
ですが、間に信頼おける人が入ってもらうだけで気分が変わり、現状を知ってもらうためにスムーズに話ができるかもしれません。
2)「ありがとう」などの感謝を伝えこころ開く
あいさつやありがとうなど、軽いコミュニケーションをとったり感謝の気持ちを普段から述べることができていますか?
“相手の態度は自分の鏡”というように、気づいていないところで知らず知らず不快な思いをさせていることって、実社会であることです。
これは夫婦関係にも当てはまることで、あなたが知らずに見せている態度などが旦那さんに伝わり、それに応えるかのようにかたくなで憮然とした態度をとっているかもしれません。
育児に協力的ではないなど、一方的に旦那さんに非があるのかもしれません。
ですが、なにか状況を変える、変えたいのであれば、逆にあなたから態度や接し方を変えてみることでコミュニケーションが整っていくことも十分あり得ます。
「なんでわたしが!!」と思うかもしれませんが、ご夫婦の関係性向上は、少なからずお子さんにも良い影響を与えますし、なによりご家庭が明るく過ごしやすくなります。
なんだか気持ちがに引っかかるかもしれませんが、ひとつの方法としておこなってみるのも手ですね。
3)カウンセラーなどの専門家に話をし道筋を整える
どうしても2人だけでは解決が難しい、話せば話すほど距離が遠くなってしまっているなど。
そんなご夫婦だけで解決が難しいと感じるときは、カウンセラーや専門家に話を聞いてもらい、今後の道筋を整えてもらうのも有効です。
カウンセラーは話を聞くだけでなく、いろいろ状況に応じたアドバイスや違う専門家を紹介することもでき、ご夫婦の関係性に大きく貢献できるでしょう。
カウンセラーは心理面からお二人の関係性なども見ていくので、お2人だけではまったく気がつかないところの問題を指摘し、道筋を整えていくこともあるでしょう。
構えずに気軽にカウンセラーなどの専門家を利用する、うまく使うのも方法です。
まとめ
旦那さんの「仕事が忙しい」「疲れている」などの言い訳や、育児に対して協力的でないのには、もしかしたら見えない理由があるかもしれません。
お2人で話をし、腹の内をさらけだしていければ良いのですが、なかなか難しいこともあると思います。
そんなときは間に人を入れたり、あいさつや感謝を習慣にしたり、カウンセラーなどを頼ることで改善されていくことは多いものです。
旦那さんへのストレスが溜まりきってしまう前に、今回お話した内容を実践することで少しずつ解消されていくでしょう。
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