《脱!育児ストレス》支援カウンセラーの野原あゆみです。
子どもが生まれてから、なんだか食欲が増えたくさん食べるようになった。
また、気がついたら甘いものを求めていて、ついついつまんだり食事前なのに食べ過ぎていたり。
そんな経験ってありませんか?
食べることは「癒し」効果もありますのでそれ自体はなにも悪いことではなく、美味しく食べられれば幸せ感も高まりますよね。
ですが、幸せ感を感じずになぜだかたくさん食べてしまい、気がついたらお手洗いで吐き戻していたなんてことも。
それはもしかしたら、
「過食」
という状態に陥っているのかもしれません。
「過食」というのはその名の通り、普段からは考えられないほど食べ過ぎてしまう状態のことです。
「過食症」という病名があるとおり、過食というのはひとつの症状ともいえるものなんですね。
そして、人によっては食べては吐き戻し、食べては吐き戻しをくり返すなんてことも。
普通に幸せに食べるのではなく苦しい思いまでしてたくさん食べ続け、気がついたら吐き戻してしまう。
実はこの症状、子育てママさんに増えているって知っていましたか?
この「過食」という状態をくり返してしまう裏側には、いったいなにがあるのでしょうか?
過食は感情と結びついている
「過食」というのはたくさん食べてしまう行為であり、人によっては吐き戻してしまうこともあるものです。
実はその「過食」は感情と強く結びついており、適切に感情を吐き出せていない、もしくは感情が満たされていないときに起こるとも言われているんですね。
子育てってとても苦労が多いものですし、孤独を感じることもあります。
また、いっぱいいっぱいになってしまいグッタリする毎日で、気持ちの余裕なんて生まれませんよね。
そんな状態から抜け出すため、現実逃避のひとつとして無意識で過食に走ってしまうことがあるんですね。
過食で良いことはなくデメリットばかり
頭では良くないとわかっていても、止められないのが「過食」の特徴でもあります。
食べるという行為はある意味、気持ちを満たそうとする行為ですので、子育ての苦労を過食で無意識に満たそうとするのはある意味しょうがないことなのかもしれません。
ですが、「過食」はひとつの症状ですので続けていくとデメリットばかりで良いことなんてひとつもありません。
どのようなデメリットがあるか?例をあげてみますと、
◆食べ過ぎによる体重増加
◆血圧やコレステロールなどの異常数値になる可能性
◆吐き戻しによる胃液で歯が溶ける
◆肌や髪にツヤが無くなる
◆精神面で不安定になってくる
◆子育てに身が入らなくなり虐待につながる可能性
などなど、「過食」は本当に良いことなんてひとつもないんですよね。
ではいったい、デメリットばかりの過食はどのように解決していけばいいのでしょうか?
過食を止めるためおこなうべき3つの行動
上記でデメリットをお話したので「これは止めないといけない!」と強く感じたかもしれませんね。
「過食」は感情、気持ちが満たされていないときに湧きあがるとお話をしました。
ですので、いかに感情や気持ちを満たし、ストレスを溜めないか?というのが改善していくうえでの大きなポイントになります。
ここからは過食を止めていくため、いまからできる3つの行動をお話していきましょう。
1)ストレスを発散する方法を身につける
過食にいたるポイントのひとつが「ストレスの溜めこみ」です。
いかに自分のなかに溜まっているストレスに気づき、それを捨てていくか、発散していくか、考えて実行していくことは非常に有効なんですね。
例えばですが、
・お腹から笑えるマンガや動画を見る
・思いっきりたくさん泣く
・新聞紙や薄手の雑誌などをビリビリに破く
・誰かに愚痴を聞いてもらう
など、笑ったり泣いたり、ときになにかを破り捨てるなどのアクションが気持ちを開放し、こころを安定させていきます。
上記であげた方法は一例ですので、この他にもご自分で良いと思ったものはどんどん取り入れていくのが良いでしょう。
よろしければ過去記事である育児疲れがスッキリ消える!4つの簡単ストレッチや育児ストレスが爆発する前に!やっておきたい5つのコトも参考にご覧ください。
2)抱え込まず旦那さんにたくさん手伝ってもらう
「過食」に走ってしまう人って、真面目でありひとりで抱え込んでしまうタイプの人が多いかな、と思います。
子育てのこと、家庭のことをひとりで抱え込んでしまうとそれだけストレスも溜まり、逃げ場が無くなってしまいますよね。
そうならないためにも、できるだけ旦那さんに手伝ってもらうという方法もあります。
「でも、旦那は仕事に行ってしまうし、なんだか悪い気がしてしまう・・・」
といった考えが湧きあがるかもしれませんね。
たしかに旦那さんは外に仕事に行くかもしれませんが、子育てママさんだって家庭を守る立派なお仕事だと私は思うんですよね。
そういう意味では関係性は同じではないでしょうか。
気持ちを抑えてストレスを溜め、苦しくて過食に走ってしまうのであれば、旦那さんにたくさん手伝ってもらいましょう。
いきなりたくさんは難しいかもしれませんので、負担が軽い範囲から始めていくつか手伝ってもらうのも良いかもしれません。
子育てって共同作業ですので、あなただけ抱える必要なんてありませんよ。
3)カウンセリングを使いキレイに改善する
“餅は餅屋”という言葉がありますが、過食というのは一種のこころの病でもありますので、やはり専門家に頼ってしまうほうが早いとも言えます。
カウンセリングを受けてみることで自分がいかにいろいろ溜め込んでいたのか?抱えていたのか?気づくでしょう。
そして、これからどうしていけば良いかの適切な方向を示してくれるでしょう。
そして、話を聴いてもらうことで生まれる癒し効果や感情の解放で、こころも身体もとっても楽になっていきますので。
カウンセリングを受けることは強力な武器にもなりますので、ひとつの選択肢として考えることをおススメします。
カウンセリングの効果については過去記事である子育てママこそ絶対受けたほうが良い「カウンセリング」3つの効果をご覧ください。
まとめ
冒頭でも言いましたけど、過食は子育ての苦労や孤独感、いっぱいいっぱいの毎日でヘトヘトになっているときの逃げ道として走ることが多いものです。
ですが、過食には本当に多くのデメリットがあり、メリットと呼べるものはなにひとつありません。
いかにストレスを発散していくか?そして旦那さんに協力してもらうか?専門家であるカウンセラーに相談してみるか?
どれをとっても改善には必要なことであり、重要なことでもあるんですね。
いま現在過食気味にある、ついつい食べ過ぎてしまう、吐き戻しをしてしまうなど、ツラくなってしまったら、上記の行動をしてみてくださいね。
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